てんぐの巣

どこにでもいる野生のてんぐです。ポケモンとか、映画とか好きなインドア派のてんぐです。雑多なことを書くてんぐです。

秀逸なサスペンス映画『サイド・エフェクト』の感想

 どうも、てんぐますたーです!

 映画『サイドエフェクト』を見たので感想を書いていきます。

 

 

 

 『サイドエフェクト』ってどんな映画?

 2013年に米国で公開されたサスペンス映画。

 鬱病の女性が自分の夫を殺害した。彼女は新薬の抗うつ剤を投薬していた。その副作用により彼女は夫殺害当時に意識がなく、無意識中の凶行だった。その薬を処方した精神科医が、自分の名誉回復のために、事件解決へと調査を始める。

 

 書きたいことをあれこれと

 本作は前半部分で鬱病の女性患者の視点から物語を描き、後半では精神科医の視点で物語が展開される。

 

 前半部分では一見して、何を私たちに見せようとしているのか分からない不気味さが画面越しに漂っていて、友人の家で一人で留守番をさせられているような居心地の悪さが感じられた。しかしながら、本作をすべて見終わったなら、この前半部分がいかに緻密かつ繊細に作られていたのかを思い知らされるだろう。

 前半パートで張り巡らされた伏線の数々を回収する後半部分は圧巻で、淡々としながらもどこか鮮やかさがあり、一瞬たりとも目が離せなかった。

 

 映画全体の雰囲気を一言で表すなら「淡々とした」あるいは「淡泊」といったものが当てはまると思う。

 

 もしも日曜日の午後にテレビでこの作品が流れていたなら、私であれば後半部分に差し掛かる前に、野球中継を求めてチャンネルを変えると思う。前半部分は伏線をそこかしこに張り巡らせるという性質上、自主的にそれを見るという確たる意識を持っていなければ、この映画の淡泊さも合わさり恐ろしく退屈な作品に思えるだろう。しかしながら、最後までこの作品を見たのなら、評価は間違いなく良いものに変わるはずだ。

 

 おわりに

 今回は映画『サイド・エフェクト』を見た感想を書きました。

 前半部分を退屈に思われる方もいらっしゃると思いますが、それでも最後まで見てほしい作品でした。

 本作品を見て後悔することはないと、自身をもって断言できます。

 

 最後まで、読んでいただきありがとうございました!

 また読んでいただけると、これ幸いです。