5年前の美人議員失踪事件を左遷された刑事が再捜査する映画『特捜部Q 檻の中の女』の感想
どうも、てんぐますたーです!
今回は映画『特捜部Q 檻の中の女』を見ましたので感想を書いていきます
『特捜部Q 檻の中の女』ってどんな映画?
2013年のデンマークの映画。デンマーク発の同名ミステリー小説が原作。
殺人課の刑事であったカールは、ある事件のミスが理由で新設されたばかりの部署『特捜部Q』に左遷されてしまう。その部署の主だった仕事は捜査の終わった事件の資料整理である。バリバリの現役殺人課の刑事であったカールは、この仕事にやる気がわかなかったが、資料を漁っていくうちに5年前に起こった「美人女性議員の失踪事件」の捜査ファイルに目が留まる。読み進めていくうちに捜査結果に違和感を募らせていくカール。彼は助手のアサドと共にこの事件の再捜査を始める。
書きたいことをあれこれと
出来事を淡々と映像に起こしたような、堅実な作品だと思った。過剰な演出もなくて個人的には見やすかったし、面白かった。見る人によっては地味で面白みのない作品という風に感じるかもしれない。しかし、その地味な演出が、作中で行われている犯罪行為の異常性を際立たせていて、恐ろしかった。
作中で行われている犯罪行為とは、「美人女性議員の失踪事件」に巧妙に工作された誘拐事件であり、監禁事件だ。彼女は5年前に誘拐されてから謎の人物に加圧室にて監禁されていた。
5年もの歳月を対象を死なせずに管理するのは随分な労力のはずである。それなのに犯人は労力を惜しまずそれをやってのけた。何が犯人をそこまで駆り立てたのか。
犯人の動機と深まる謎。それが次第に明かされていくのが最高に気持ちがよかった。
映画を見ていてアサド役のファレス・ファレスの優しいイケメンオーラが、荒んだ心に癒しを届けてくれて幸せだった。作中ではカールに不味いと評されるコーヒーを入れることでお馴染みだが、彼の入れるコーヒーなら喜んで飲み干す自信がある。
おわりに
今回は『特捜部Q 檻の中の女』の感想を書きました。
本当はもっと書きたいことがたくさんあったのですが、その全てが作品の重要な部分だから、書けなかった。
煙に巻く文章力があったならとこれほどまでに思ったことはなかったです。
個人的には細かな心理的な描写に注目して見ていただきたい作品に思えました。
最後まで、読んでいただきありがとうございました!
また読んでいただけると、幸いです。