てんぐの巣

どこにでもいる野生のてんぐです。ポケモンとか、映画とか好きなインドア派のてんぐです。雑多なことを書くてんぐです。

イケオジ霊媒師が有能なホラー映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』について好きなように書いていく

どうも、てんぐますたーです!

 

 記事のタイトルの通り、映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』を見ましたので、感想やら、色々書いていこうと思います。

 

 

 

『ラ・ヨローナ~泣く女~』ってどんな映画?

 本作、『ラ・ヨローナ~泣く女~』は日本では2019年5月に公開された、中南米に古くから伝わる怪談を題材にした、ジェームズ・ワンがプロデューサーを務めた映画作品です。

 ラ・ヨローナという白いドレスに黒い涙がチャームポイントな悪霊が、やんごとなき理由で子供たちを溺死させたい! させなくちゃ! という感じのホラー映画です。

 もちろん、子供たちも死にたくないし、その親である主人公も自分の子供に死んでほしくないので、抗うよ! やっつけてやる! ってな感じに物語は進んでいきます。

 

書きたいことをあれこれと

 本作の登場人物は基本的に有能な人物が多い印象を受けました。

 特に悪霊のラ・ヨローナと呪術医ラファエルが群を抜いています。

 

 本作の悪霊であるラ・ヨローナは、旦那に浮気をされて、嫉妬から自分たちの子供二人を溺死させ、自らも命を絶つというファンキーな人物。黙って成仏していればいいものを、他人の子供を自分の子供にするために溺死させて回る、厄介な悪霊へとステップアップします。そうして、今日も元気に子供を溺死させるために奮闘するのです。

 

 彼女が有能であると思うに至った理由は、自分の目的を完遂させる為に邪魔な障害物をどうにかこうにか機転を利かせてクリアする点にあります。彼女が会社員であったなら、大きなプロジェクトのリーダーを任されることでしょう。

 

 呪術医ラファエルさんは、主人公に依頼されてラ・ヨローナを倒すために奮闘するイケオジです。子供に優しく、何事にも準備を怠らない姿勢からはプロフェッショナルを感じます。無数のアイテムを駆使してラ・ヨローナを追い詰めていく姿は、ただひたすらに格好がよく、また、映画を見ていて「あれ、ラ・ヨローナ大したことなくね?」と錯覚と思わせるほどの大活躍でした。

 

 逆に本作随一の無能を挙げるのであれば、主人公の娘サムがそれにあたるでしょう。

 

 サムはどこにでもいる10歳くらいの少女です。自分の命よりも、宝物である人形を優先するような人物で、一見して危機管理能力が死滅しているかと思いきや、まったくもってその通りでございます。やることなすことがマイナスになるので思わず、ラ・ヨローナよりも悪質な霊に取りつかれているのではないかと勘繰ってしまうほど……! 

 カジノに行ったなら身ぐるみ全部剥がされて売り飛ばされるのがオチでしょう。

 

 ただこの娘っ子が、本作で1、2を争う可愛いさなのを忘れてはいけないでしょう。可愛さ対決で競い合っているのは、もちろんご存じラ・ヨローナ。

 

 いや、割とマジで!(笑)

 

 サムが風呂場で顔をばしゃばしゃと洗っていて、そこにラ・ヨローナが乱入する一連のシーンがあるのですが、不覚にも、萌えてしまいました(笑)

 

 さて、本作はジャンルとしてはホラーなのだと思うのですが、個人的には大して怖くはなかったなというのが正直なところです。

 ホラー映画は大別すると、グロで攻めてくるものと、じわじわと精神的に攻めてくるものの二種類だと思います。本作はそのどちらかに当てはめるなら後者になります。

 良く言えば王道な、悪く言えばマンネリ気味な普通のホラー映画といった感想を抱かずにはいられませんでした。

  

 おわりに

 今回は、映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』の感想を書いみました。

 なんだか、マイナスな意見が多かったかもしれませんが、個人的には別に嫌いな作品ではなかったですし、普通に楽しめる作品だとは思います。

 ただ、何か飛び抜けたものがあるわけではないので、そこを期待するなら、邦画実写映画の金字塔『デビルマン』や、有名なホームビデオ『メタルマン』を視聴することをお勧めします。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 また読んでいただけると、これ幸いです。